フレキシブルコンテナ基礎知識

フレキシブルコンテナの部材の名称<前編>

フレキシブルコンテナの図面にはたくさんの部材の名称が出てきます。

メーカー様によって名称も多少異なる場合もありますが、ざっくりと解説致します!

 

ボリュームが多いので2部構成となります。

 

 

HPP.1 上半身HPP.1  本体上部 193

①投入口

充填するときに広げて使う口です。詳しい説明は↓へ。

フレキシブルコンテナのかたち① 投入口/排出口

 

②投入口縛りテープ

投入した後に口を結ぶ為のテープ(粘着性のない平紐)です。

繰返し利用が楽なマジックテープ付きの設計も可能です。

 

③投入口縛りロープ

投入口を縛った後に、外部から保護し固く閉じる為のロープです。

 

④スライダー管(ストッパー)

PEやPVC製の管です。ロープを縛る際の補助、及び結び目を固定する目的で使います。

 

⑤投入口フタ

投入口を保護する為のフタです。

 

⑥フック

本体四隅を広げて充填しやすくする為の簡易的なフックです。

目立たないために存在に気付かずに使っていらっしゃらないお客様も・・・

 

 

HPp.2上半身吊りロープ 上半身

⑦補強布

ベルトと一緒に縫製することで強度を上げる部材です。フレキシブルコンテナはベルトの縫製部分に最も大きな

力がかかりますので、負荷を分散させる実は大切な部材です。※省略する設計もあります。

 

⑧吊りベルト

フレキシブルコンテナをフォークリフトなどで吊り上げる際に使われます。

詳細分類はいずれJISに絡めて紹介致しますが、大きく4点で吊るタイプと2点で吊るタイプがあります。

吊りベルトの幅は1,000kg用などでW70mmが多く使われますが、50mm、100mmなどもございます。

またデータ上の引張強度は同じですが、特徴のわずかに異なる日式と中式のベルトが存在します。

もしベルトに課題を感じている方はお気軽にお問合せ下さい。

 

⑨ 吊りロープ

吊りロープは吊りベルトよりも強度(擦り切れにくさ)が高いので繰り返し使用が前提のお客様に適しています。

Φ14mmが最も多く使われていますが、Φ12mm、Φ16mmでの設計も可能です。

 

⑩ラベル

安全係数や耐荷重、製造日などの表記があるラベルです。

弊社は日本フレキシブルコンテナ工業会に加盟しておりますので、

JIS規格適合品には工業会認定ラベルを付ける事も出来ます。

 

 

<前編>はフレキシブルコンテナの上半分を見てみました。

細かい内容は後日アップしていく予定ですが、

今すぐ知りたい!という方はご連絡下さい。

 

 

 <後編>へ続く。

 

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