フレキシブルコンテナの「輸送効率」についてpart②
前回の記事では、トラックや海上コンテナの内寸を確認し、
フレキシブルコンテナの積載効率について考察しました。
今回はその続編として実際の積載効率や、隔壁仕様による改善方法についてご紹介します。
早速、実際に20FTコンテナに積載する場合どの程度積載が可能なのかを確認してみましょう。
今回使用するのは、汎用的な丸型のフレキシブルコンテナ(Φ1100×H1100)です。
20FTコンテナの内寸
内寸に対して、単純計算では以下のような積載が可能と考えられます。
横方向に2列、縦方向に5列の計10袋
上から見た積載イメージは以下の通りです。
しかし、イメージ図をよく見てみてください。
フレキシブルコンテナの間にデッドスペースが発生してしまっています。
このデッドスペースの部分を有効活用できれば更に積載効率が向上するとは思いませんか?
更に、フレキシブルコンテナに内容物を充填すると、胴回りが膨らみ
積載数量は想定よりも少なくなる可能性があります。
図➀
想定していた積載イメージ
図➁
実際の積載イメージ
図➀と比較して図➁では、
横2列にフレキシブルコンテナが積載出来ず、
積載数量が想定よりも少なくなってしまっているのが分かります。
それでは、どうしたら積載効率を高めることが出来るのでしょうか?
ここで紹介をするのが「隔壁仕様」のフレキシブルコンテナです。
隔壁仕様については、以下の記事で詳しく紹介しています。
20FTコンテナに隔壁仕様のフレキシブルコンテナを積載したイメージ図は以下の通りです。
デッドスペースが軽減され、スペースを有効活用できていることが分かると思います。
また過去、弊社が行った検証では通常の角型フレキシブルコンテナは
充填後に一辺が1,020mmから最大1,272mmまで膨張することが確認されましたが、
一方、隔壁仕様のコンテナは1,089mmまでの膨張に抑えられました。
このように、フレキシブルコンテナの仕様を変更することでより効率よく
積載し運搬することが可能です。
隔壁仕様のフレキシブルコンテナを新たに検討したい!
積載効率を改善したい!
そんなお客様はお気軽に弊社営業へご連絡ください!
-
これ以前の記事はありません