フレキシブルコンテナ基礎知識

フレキシブルコンテナのJIS⑧ 【耐熱性試験について】

今回はJIS⑧の記事になります。
JIS①の記事の中でフレキシブルコンテナの材料性能試験は5種類ありました。
フレキシブルコンテナのJIS①【JISとは?】

 

 

 

前回に引き続いて今回は耐熱性試験についてです。

 

 

 

 

 

 

 

耐熱性なんてフレキシブルコンテナでなんで試験するの?と疑問に思いませんか?

 

 

 

フレキシブルコンテナの原料はPPです。

 

フレキシブルコンテナって何から作られているの?【原料】

 

 

 

 

 

同じPPからできたバケツで例えると、

 

 

 

お湯程度の温度なら日常で使うには
問題ないですが、どろどろの溶岩を入れたらバケツは溶けてしまいます。

 

 

 

流石に溶岩程の高温ではなくても耐熱の限度を超えると
フレキシブルコンテナの原反が劣化する恐れがあります。

 

 

 

そこで試験を実施し耐熱性を確認しています。
※この試験はフレキシブルコンテナ本体原反に対する試験です。

 

 

 

 

 

 

試験内容

 

 

はじめに、フレキシブルコンテナから切り取った原反2枚を重ね1組にします。

この原反を板で挟み1㎏の重りを載せ恒温槽の中で70℃の熱負荷を1時間かけます。

 

※試験は70℃で実施していますが、試験規格ですので70℃まで安全ということではありません。

 

 

その後、取り出した1組の原反を1枚ずつに引きはがした際に

表面に亀裂、粘着、損傷、皮膜の剥離等ないか確認します。

 

 

 

異常がなければ合格です!

 

 

 

 

 

 

以上が耐熱性試験の内容です。

 

 

次は耐寒性試験について見ていきましょう!

フレキシブルコンテナのJIS⑨【耐寒性について】

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